名栗カヌー工房について

Past Present Future

認定NPO法人 名栗カヌー工房 理事長
山田直行(Naoyuki Yamada)

1949年北海道旭川市生まれ。
高校卒業後、藝大を目指し上京、受験するも失敗。人生初の挫折を経験。路上画家などで生計をたてながらその後、彫刻家として83年頃より様々な画廊や美術館で個展を開催。 88年にはニューヨークのOPEN HOUSE GALLERYでの 個展も成功させ、現在も毎年2月に国立新美術館で開催される NAU21世紀美術連合展の会長を務める。NHK「お母さんといっしょ」や民放の子供向け番組「ひらけポンキッキ」、「ピンポンパン」などの美術演出を手掛けるなどした後、埼玉県飯能市(旧名栗村)に転居。 96年にカヌー工房発足に尽力し、現在に至るまでの25年以上にわたり工房の活動を牽引している。 名栗が日本のカヌーの基準と自負する。これまで世に送り出した船は700艘以上。 設立当初の名栗村営から独立を果たした「認定NPO法人 名栗カヌー工房」は、長年にわたる活動の実績と成果で多方面から注目され、地元埼玉県をはじめ全国の自治体から見学に訪れている。

写真:ウラハラ藝大

木製カヌー製作のアドバイス?! by 山田直行

最初にモールド(型)を組み立て
それから細く切った杉材を貼って紡錘型のカヌーにしていくわけです。
隙間があったり段差があっていいんです。
どこかに遊びがないとできないはずなんです。
いい加減でいいんです。隙間は埋めればいいんですから
・・・

写真:文化新聞株式会社

名栗カヌー工房の活動

「認定NPO法人 名栗カヌー工房」は、飯能市特産の西川材の有効活用によるカヌー製作教室及びカヌー漕艇教室、木工教室等の開催や、美しい名栗湖の環境保全を行っています。 学校教育、子供会、公民館活動等のサポートに積極的に取り組み、カヌーを通して青少年が木と自然に親しみ、体験し、やりとげる喜びを発見する場所を提供しています。

手作りカヌーで林業再興!〜木製カヌー製作〜

匠の息吹を伝える”絶対なき”技術の伝承(No.92)
制作:サイエンスチャンネル
江戸時代から林業で栄えた名栗地区。この地域で産出される杉は西川材と呼ばれ重宝されてきた。しかし、戦後の高度成長期頃から輸入材や新建材に押され、衰退の一途にある。たまたま名栗へ引越してきたカヌー好きの山田と良質な木(西川材)との出会いは彼の人生と地域活性に一筋の光を差す。発足当初、村営のカヌー工房は2017年NPO法人として独立を果たし、現在では行政、環境など多方面からモデルケースとして注目されるまでになった。

夢はここから・・・彫刻家のスケッチブック

山田直行のスケッチブックには、一見ラフのようで実はプロダクツデザイン同様、正確な縦横の比率や寸法が刻まれている。描かれたものはすべて現実に商品化、または展示用として工房でみることができる。

写真:山田 理

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