
カヌーのご利用に関して、「カヌーがひっくり返ったり、湖に落ちたりすることはありますか?」というお問い合わせをいただくことがあります。
基本的には、注意事項や乗艇前の説明を守ってご利用いただければ、安全に楽しんでいただけます。ただし、水上でのアクティビティですので、状況によってはカヌーがひっくり返ったり、湖に落水したりする可能性がまったくないとは言えません。
実際に、これまでの利用者の中でも、そのような状況になった方はごく少数ですがいらっしゃいます。ここでは、過去にどのような状況でカヌーがひっくり返ったのかをご説明いたします。
当工房でレンタルしているカナディアンカヌーは、ボートとは異なり、パドル操作によってある程度スピードを出して進むことができる乗り物です。
スピードが出ている状態で、岩場や湖岸の壁面、木などに衝突すると、その衝撃で乗艇者の身体が大きく動き、その際にカヌーのバランスが崩れて転覆することがあります。
実際に過去には、岩場や湖岸などに衝突した際、そのはずみで乗艇者の身体がカヌーの端に寄り、重心が大きくずれたことで、カヌーがひっくり返ったケースがありました。
また、岩場や壁面などに勢いよく衝突すると、乗艇者だけでなく、カヌー本体にも大きなダメージが生じることがあります。カヌーの破損や変形につながる場合もありますので、安全面だけでなく、カヌーを大切に扱っていただくという意味でも、障害物への衝突は避けていただく必要があります。
乗艇前には、カヌーの操作方法や、障害物を避けるための方向転換、減速・停止の方法などをご説明しています。
この説明をしっかり聞いていただくことは、とても重要です。
実際には、説明を聞いていただいたうえで、落ち着いて操作していただければ、ほとんどの場合は問題なく楽しんでいただけます。
一方で、説明を十分に確認しないまま自己流で操作したり、スピードを出しすぎたりすると、思ったようにカヌーを止めたり、方向を変えたりできず、障害物に衝突してしまう可能性があります。
過去には、ボートのようにパドルを固定して使用するものだと思われたのか、パドルを両手で持ったまま自己流の方法で漕いでいた方もいらっしゃいました。カナディアンカヌーは、パドルの使い方や体重移動などによって操作する乗り物ですので、乗艇前の説明をしっかり聞いていただくことが、安全に楽しむための第一歩となります。
特に初めてカヌーに乗られる方は、最初からスピードを出すのではなく、まずはゆっくりとしたスピードで操作に慣れていただくことをおすすめしています。
カヌーの操作には多少の慣れやコツが必要ですが、乗艇前の説明をしっかりと聞いていただき、無理なスピードを出さず、岩場や壁面、木などの障害物に近づきすぎないよう注意して操作していただければ、転覆や衝突の可能性を大きく減らすことができます。
当工房では約30年にわたりカヌーをご利用いただいておりますが、転覆や落水は決して多いものではなく、ごく稀なケースです。
ただし、水上でのアクティビティである以上、転覆や落水の可能性が完全になくなるわけではありません。
ご利用の際は、乗艇前の説明をしっかりと聞いていただき、注意事項を守って、安全第一でカヌーをお楽しみください。
